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『7日でできる思考のダイエット 』~磨くとこ、捨てるとこ~

7日でできる思考のダイエット (magazinehouse pocket)7日でできる思考のダイエット (magazinehouse pocket)
(2013/08/30)
佐野 研二郎

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auのリスモなどの生みの親で知られる、アートディレクターの佐野研二郎氏。
彼のシンプルだけれども、どっしりと伝わるデザインの秘密が見えてくる一冊です。

売れっ子アートディレクターの佐野さん。私も佐野さんのデザイン好きです。
すごくシンプルなんだけど、その伝え耐えたいことがずばっと伝わってくる。
可愛いんだけど、骨太な感じ。無駄のない筋肉のよう。
目的に特化してるんだけど、どこかヌケ感もあって、すごく親しみをもって接することのできるデザインが多いです。

分類で言うと、発想法とかアイディア出しに近い内容です。
でも他にあるような、様々な方法を羅列しているだけでなく、7ステップで解説されています。
その中には、増して増していくだけの発想だけでなく、削ったり磨いたり、鍛えたりと、タイトル通りの「ダイエット」的メソッドも。
効率よく、アイディアを練り上げる方法とでも言いましょうか。
結果的に、スマートな思考法(ダイエット)が手に入るといった感じです。

体につくお肉がつきすぎると、運動機能が悪くなります。
思考もほっとくとゴミやカスが溜まって、結果的に身動きしづらくなる気が。
パソコンで言ったほうがわかりやすいかも。ほっておくと、どんどん余分なものがたまってきて、結果的にパフォーマンスが悪くなる。
そういう時は、並べ替えたり、捨てたり、磨くべきところは徹底的に磨いたりとトータルな見直し(設計)が必要になってきます。
人間の思考だって、同じように見直しすることでパフォーマンスは高められるのです。

私も仕事上、アイディア出しに時間を使います。
が、結構無駄なこと考えたり、結果的にスマートでないことが多い。
多分、思考に余分なもんがこびりついているんだろうな。
いっちょダイエットしてみようと思います。

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『シクトマップス パッケージデザインのすべて 』~あの商品に決まるまで~

シクトマップス パッケージデザインのすべて (宣伝会議Business Books)シクトマップス パッケージデザインのすべて (宣伝会議Business Books)
(2011/07)
フミササダ

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パッケージデザインの本。
仕事柄こういう本でお勉強します。

大企業などの商品のパッケージデザインがメインで紹介されています。
有名どころでいうと「氷結」とか。
「氷結」ってネーミング、パッケージデザインもさることながら、缶自体のプロダクトとしてのデザインも秀逸。
ダイアモンドカットというのか、あの表面の質感が、他に類をみない独自性を持っています。
そして、それを活かしたパッケージデザインが、冷たそうな酎ハイをイメージさせてくれます。
本書の中で、最終案まで残った他のデザインなども紹介されています。
そっちもなかなか良い。おそらく最後の最後まで議論したことでしょう。
こういうものって、結局世に出てみるまでは読めない部分ってのも多いです。
それでも経験や技術で見通して行ける人こそが、こういうでっかい仕事を継続的にこなしていけるのかなとも思いました。

「氷結」以外で紹介されていたデザインに「東京カンパネラ」があります。
これはかなり衝撃的なデザイン。食品にはあまり使われないターコイズブルーをどどーんと使っています。
周囲ではほとんど使われていない色使い。しかしそれが商品、ブランドカラーとなって、広域の売り場の中でも目立つヒット商品となりました。
それに続けとばかりに、現在ではターコイズブルーを基調としたデザインをよくみかけます。
二匹目のドジョウ狙いがひしめき合っていますが、「東京カンパネラ」はそれらに煩わされることなく、売上を伸ばしているようです。

ノウハウでもなく、分析でもない。
どちらかというと心構えを説いた系の本。
でも、デザインってそっちのほうが重要だったりします。
心構えや視点がぶれていると、どれだけテクニックがあったところで、ブレブレなモノにしかならないから。
ヒットメーカーによる、押さえておくべきポイントというのは、後進のものにとっての道しるべ。
もちろんその中で、取捨選択もあるでしょうが、しっかりと自分の指針に役立たたせてもらいます。


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『JAPANESE MAKERS: 日本の「新」モノづくり列伝』~好きこそモノの上手なれ~

JAPANESE MAKERS: 日本の「新」モノづくり列伝JAPANESE MAKERS: 日本の「新」モノづくり列伝
(2013/03/26)
草なぎ 洋平

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「ものづくり大国ニッポンと言われていたのは、遥か昔のこと・・・」と言われる昨今。
確かに、日本製品のものは世界ではあんまり売れておらず、中国、韓国などの製品がぐいぐいと伸びているのが現実のようです。
では、日本のものづくりは衰退したのか。
否。
技術などのレベルは高いし、デザインも悪くない。ただ、”斬新さ”が足りないだけ。私はこう見ます。

本書のサブタイトルにある「日本の新モノづくり列伝」。
ここに紹介されている人々は、大量生産のモノづくりとは無縁な人々。
しかし、どの人も他の追随を許さない、情熱、クリエイティビティ、そして”斬新さ”を兼ね備えています。

人が乗り込めるロボットを作ったアーティスト、木製フレームの自転車を作り上げた職人、消しゴムでフィギュアを作り上げる学生、自らゴミをキャッチしに行くゴミ箱を作った方。。。などなど。

正直、直に金に結びつくようなものはほとんどでてきません。
本業の方もでてきますが、ほとんどの方は趣味の延長でそれらを作っています。
だが、それが良い。
それを行うのは、好きだから。好きだからこそ、ここまで突き抜けたモノづくりができる。

おそらく、皆さん名誉とかお金とか関係なく、自らの内にあるものに突き動かされて、モノづくりをするのでしょう。
だからこそ、見ている我々にも胸に響く何かがある。突き抜けた何かがある。
世間の枠に縛られない、発想や自由度を感じ、私はそれに”斬新さ”を感じるのです。
それが一般の人々から生まれているのがなんとも嬉しさを感じます。

また、それを拾い上げるのも一般の人。
本書の何人かは、ニコニコ動画から発掘された人。
その人々が選ばれるまでには、多くの一般人が「こいつはイイ!」という感動と称賛の過程があったからでしょう。
作るのも選ぶのも、一般の人。今、そこにこそ熱いものが渦巻いているのかもしれません。

おそらく、大企業で働く方々もガツンと言わせるモノが作りたいという気持ちを持ち合わせているはずです。
でも、会社の状態や、日本社会の景気などがそれをなかなか許さない。停滞した時代。
昨今、徐々に景気が上向きかけています。
ここらで一丁、日本全体ドカンとモノづくりで世界に衝撃を与えていきましょう。

(本文での「モノづくり」はハードとソフトの両面で捉えています)


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『コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる』~コミュニティを巻き込んでいく~

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくるコミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる
(2011/04/22)
山崎 亮

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デザインに、数あるけれど『コミュニティデザイン』とは。

普段我々がイメージするデザインといえば、かっこいいグラフィックであったり、ファッション、雑貨などと具体的モノが浮かび上がります。
しかし、本書で紹介されているのは、コトのデザイン。システムがうまくいったり、人と人との繋がりを演出する仕組みづくりについてです。

こういう仕組みづくりも、やはりデザイン。
デザインには「設計する」という意味も含まれていますし、こういう人と人との繋がりの演出もデザインの重要な要素だと思います。

著者の山崎亮さんは、この分野ではかなり人気のある方。
テレビなどでも頻繁に紹介されていますし、それだけこの分野への関心度の高さが伺えます。

コミュニティデザインの中で、最も重要な要素だと思ったのが”巻き込んでいく”ということ。
デザイナー、スタッフだけがどれだけ頑張っても、そのコミュニティ自体が関わらなければ意味はありません。
そこで、いかにしてコミュニティの人々を”巻き込んでいく”か。
関心を持たせ、皆で問題点を明確にし、それに対しての筋道を見出していく。
あくまで、主役はコミュニティの人々。
デザイナーはそれを結びつけて、気づかせるのが仕事となってきます。

よくできた自治体も、もちろん日本には沢山あるし、そういうところは人と人とが連携し、結びつき合い何もしなくてもうまくいっていると思います。
しかし、現代の情報化社会、過疎化社会においては、そのようなシステム自体が失われかけており、自治体ごとに様々な問題を抱えています。そして、その問題は間違いなく、少数の力だけでは解決できない類のものでしょう。
人を集めようにも、そのためのシステムが失われている。それが今の日本の過半数の姿。

今後、コミュニティデザインの重要性がますます顕在化されてくるのではないでしょうか。
それぞれの自治体が自身で強みを持っていかなくては立ち行かなくなってきた時代。
そんな時代にこそ、まず第一歩を踏み出すための仕掛け作りが必要とされるようになることでしょう。



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『まちの幸福論―コミュニティデザインから考える』~デザインの新しい形~

『ガーリー&キュートグラフィックス』~可愛いデザイン~

ガーリー&キュートグラフィックスガーリー&キュートグラフィックス
(2013/01/16)
PIE Books

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仕事柄、こういう本をよく読みます。
雑誌とかなら気軽に購入できるのですが、こういったデザインをまとめた書籍となるとなかなか手が出にくい。
本書も1万円オーバー。
幸いなことに地元の図書館にはいっていたので、借りてみました。

直接役立てられるわけではないけれど、見ていてすごくわくわくするようなデザインばかり。
しかもガーリー&キュートの名のとおり、女の子、女性むけのグラフィックスが多彩。

モチーフもそうですが、全体的にただよう空気感のようなもの。
それ自体が可愛い!
それはなんじゃいというと、なかなか言葉では言い表しにくいのですが、ガーリー的可愛いというものは一種の空気感だと私は思っています。

キティーちゃんがかもしだす可愛さ。
それって、たとえばピカチュウの可愛さとはちと違うと思うのです。
女性が幼少期、憧れや思いなどが投影された上でのキティーちゃんの可愛さ。
そういうのをひっくるめたのが、私の中では空気感と定義しましょうか(今のところ)。

本書に登場するグラフィックにはそういう空気感があるように思います。
ノスタルジック、レトロな憧れ。
先端や尖ってる感じではない、あくまで過去からの土台ありきでの可愛さ。
もちろん新しさもあるんですが、空気的にそれらを含むということ。

まだ、私の中でもまとまりきれていない感もありますが、今後そういうものを表現するときの指針にしようと思います。



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