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芥川短編 『戯作三昧・一塊の土』

芥川 龍之介
02 /20 2012
戯作三昧・一塊の土 (新潮文庫)戯作三昧・一塊の土 (新潮文庫)
(1983/11)
芥川 龍之介

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芥川の心象


江戸末期の市井の風俗の中で、芸術至上主義の境地を生きた馬琴に、自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、仇討ちを果した赤穂浪士の心理に新しい照明をあてて話題を呼んだ「或日の大石内蔵之助」などの“江戸期もの”。闇空に突然きらめいて、たちまち消えてゆく花火のような人生を描いた「舞踏会」などの“明治開化期もの”。ほかに本格的な写実小説「秋」など、現代に材料をとった佳作を網羅した。(内容説明より)


あまり芥川龍之介の作品を読んだことがなかったので、買ってみました。
大石蔵之助を始め、芸術家、文明開化を生きる人など、何かの転機を迎えた人間を短編で描いています。

表題の『戯作三昧』が一番面白かったです。
南総里見八犬伝の作者、曲亭馬琴を主人公に、世間との解離に悩む作家の話です。
おそらく主人公である馬琴に芥川自らを照らし合わせたのでしょう。
時代を隔てた江戸時代の人気作家、曲亭馬琴の孤独さ悩みの深さがリアリティーを持って描かれています。

芥川龍之介といえば、中学か高校の時の教科書に載っていた「羅生門」以外ほとんど読んだことがありません。
(あとは芋粥ぐらい。)
今回この本を読んで、いくつか面白いと思ったものもありますが、多くはよくわかりませんでした。

年齢と読書量が増えればまた良さも分かってくるかもしれません。
その時にまたこの本を開いてみようと思います。


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