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『中国嫁日記 一』~価値観の相違と希望~

中国嫁日記 一中国嫁日記 一
(2011/08/12)
井上 純一

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国境を越えた愛。

そこに生ずる、文化を起因とした相違など。

時には驚き、時には衝突し、時に受け入れる。

新鮮さなどなどが渦巻きながら、二人は夫婦となっていく。



中国人の奥さんをもらった、著者の日常を綴ったエッセイ漫画です。

食事であったり、作法であったり、一緒にくらしているなかで気付くお互いの国の違いを、ほのぼのとしたタッチで描いていて、可愛らしい漫画。

まるっこいキャラクターとして描かれた奥さんの一生懸命ぶりがとても好感が持てます。



この著者、自身でも言われておりますが、オタクだそう。

自身もオタクであるし、職業もその世界(オタク市場)の方。

どっぷりとその世界で浸かってきた、ある種24時間純正培養のオタク(?)といっても良いかもしれません。



そんな著者が、中国人の、しかもかなり歳のはなれた、しかも可愛い奥さんと結婚する。

オタク文化は今でこそだいぶ価値を認められていますが、ことオタクの人々にはまだまだネガティブなイメージをもたれているのも現状。

日本人の価値観ではなかなか、お嫁さんの来てがなさそうな著者ですが、中国人の奥さんからは誠実そうで、真面目な人に映ったんだとか。

価値観というものは絶対的ではないっちゅうことがしみじみわかりました。



生まれた国の違いには、かならず価値観の違いというものを生み出すはずです。

そういう相違というものは、ネガティブな面に目を向けられがちですが、本書の夫婦のようなそういう違いによって、うまくお互いの好意に働いたという例を見ていると、まんざら悪いもんでもないなと思いました。



日本国内では、ネガティブな価値観を持って見られているものでも、それは国を超えれば何かしらの良い価値観に転換するのではという、そういった可能性に目を向けさしてくれる本でした。
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『日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』~古典を身近に~

日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
(2011/08/25)
蛇蔵、海野 凪子 他

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日本文学、それも古いもの。

それこそ平安とかそれぐらいのもの。

中、高と古典の時間に習ったかと思います。



古典苦手でしたね。

どうしても物語とか随筆とかいった視点で向き合えない。

“授業”カテゴリー“古典”枠から離れてみられないので、苦手意識のみが膨らんでいきました。



今回読んだ『日本人なら知っておきたい日本文学』は漫画形式。

いわゆる古典にでてくる人物に焦点をあてたもの。



絵柄がポップなのですごく読みやすい&面白い。(作者は『日本人の知らない日本語』を書いた蛇蔵さん&海野凪子さん)

可愛らしく描かれた古典の主要人物、清少納言や紫式部などが、どんな人物だったかがわかりやすく描かれています。

それも、現代人と通ずる部分を上手くピックアップしている感じ。

何百年も昔の人々ながら、日頃の思うことや不満なんかは変化がないんだなってのがわかります。

その人物のくせなや性格なんかも、今風の事柄にあてはめて説明してくれているのですっと頭の中に入ってくる。

この人ってこんな人物だったんだ。じゃぁ作品もちょっと気になるなぁって流れに自然となってきました。



この一冊で、古典世界のことががっつり分かるというものではありませんが、すくなくともとっかかりとしては凄く良い本だと思います。

私の頭の中の“授業”カテゴリーから古典をしてみようと思えた本。



いまだに、源氏物語などチャレンジしては挫折しておるわけですが、本書に紹介されていた、別の本で古典世界にチャレンジしてみようと思います。

『スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス)』~ジョブズの人生を漫画化~

スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス)スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス)
(2013/08/12)
ヤマザキ マリ

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漫画、映画共に大人気を博した『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんの新作です。

古代ローマのお風呂を描いた人の新作が、まさかスティーブ・ジョブズとは!



ウォルター・アイザックソンさんの『スティーブ・ジョブズ』を漫画化した本作。

第一巻では、生い立ちからインド放浪までが描かれています。



漫画であるから、ビジュアル化されている。

原作の文章だけでは読み取りにくかった、ジョブズの心の動きや不安定さなんかが上手いこと表現されてて、面白かったです。

盟友、ウォズニアックの描き方なんかも良い感じ。コンピューター好き、いたずら好きで、無欲そうな感じがぴったり。

二人のスティーブが出会い、お互いの才能に惹かれ合い友人となっていく青春時代編が気持ちよく展開されていました。



ヤマザキマリさんの絵柄も良いです。

ずっとローマ人を描いてきたからなのか、西洋人の描き方に違和感がない。

結構、日本の漫画家が西洋人を描いた時に、「日本人?」っていう違和感を感じることが多かったのですが、本作では絵柄とあっています。



また、過度にストーリー脚色せず、寄りそう形で原作の良さを引き出しているのも好印象。

この辺も、あまり書き込みすぎるタイプでない、ヤマザキマリさんの作風がぴったりハマっているように感じます。



まだまだ、青春時代編。

これからアップルを起業したり、Macを作ったり、追い出されたりと波瀾万丈があるだけに、どんな描き方をするのか楽しみです。

早く新刊でてほしい!

『西原理恵子の人生画力対決 1 』~これが漫画家、これぞ漫画家~

西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
(2010/03/17)
西原 理恵子

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孤高の漫画家、西原理恵子先生のガチンコ対決本。

戦う相手は、老若男女問わずの有名漫画家。

頼るべきは己の画力と記憶。

だされたお題に対して、うろ覚えながらにそれを描き出す、漫画家ガチンコバトル。



色んな漫画家の色んな絵がでてきますが、特に『カイジ』の福本伸行先生の絵が面白すぎる。

思わず「保育園児か!」と思ってしまうような絵を描いています。

映画化もされている『カイジ』をはじめ、『アカギ』、『金と銀』など強い人気を誇る漫画家さんですが、ストーリーがともなわず、しかも下描き無しの一発勝負だと、ここまで画力の無さがあらわになってしまうのかと。

福本先生に限らず、このシリーズにでてくる漫画家さんにはこの傾向の人結構います。



これは漫画家生命にかかわるんじゃないかっていうぐらい、画力的に危うい。

世間の高校生とかだってもっとかけるじゃん!って先生もちらほら。



でもね、よく考えてみるとこの先生方は“漫画家”なんです。

イラストレーターでもなければ、アーティストでもない。漫画家。

そこにはストーリーがあり、コマ割りがあり、動き、アングル様々な要素が合わさって、漫画ってメディアを構成している訳で。

普段漫画を見ていると、このへんのことを忘れがちなんですけど、この本見てたら改めてそれを実感しました。

逆に言えば、絵だけ上手い人は山ほどいますが、漫画というメディアの舞台に立ったならば、この人たちに逆立ちしても勝てないだろうな。。。

漫画って奥が深いな…(っと自己完結)



それらバトルの様子を、西原先生の強烈な画面で紹介していくのが見所。

漫画で、漫画家達のリアルバトルを描く。

通常の漫画に飽き気味の人なんかは、刺激になりますよ。

『毎日かあさん カニ母編』~ハマるとクセになる漫画~

毎日かあさん カニ母編毎日かあさん カニ母編
(2004/03/20)
西原 理恵子

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とにかく並ぶもののない、孤高の漫画家西原理恵子さん。
最近、だだハマリにハマってます。

今までちゃんと読んだことはなかったのですが、図書館に『毎日かあさん』が揃っていたので借りてみることに。
これからこの本を読む人は、ぜひ一気に読むことをおすすめします。
いったんハマり出すと、は止めが効かなくなる面白さ!

可愛らしいんだけれど、強烈な絵柄。
そして独特のコマ割り、コマ無内の構成。
セリフとかも手書きだし、余白にも文字をたくさん書き込んでいるから、一見読み温そうなのですが、なれるとリズムよくすいすい読める。
色彩なんかも、まず通常は使わない色で人物を塗り分けたりと、全体的に力強い画面。
エッセイ漫画なんだけれど、西原理恵子さんの日常が強烈すぎて。。。へんなストーリーものよりも断然面白い。

面白い、笑えるだけでなく、愛情あふれるところやしんみりすることろも。
そのへんの塩梅が、ただ単に刺激的なだけではなく、味わい深いものに仕上がっているのでしょう。

『毎日かあさん』は図書館で借りましたが、その他西原漫画は置いてない。
急いでネットで注文。もう読みあさり。
こりゃ、他のは図書館では置けないわ。。。強烈すぎるもの。
強烈すぎるぶん、面白い。
すごい人生経験をしてなけりゃ、こりゃ描けないわ。
強烈なパーソナリティーを、漫画という媒体で昇華できてるところが西原理恵子さんのすごさだなと感心させられます。
なかなか、こんだけの内容表現できるもんじゃありませんよ。。。すごいよ。

買った中で特に面白かったのは『西原理恵子の人生画力対決』。
こちらもオススメ。第一線で活躍するいろいろな漫画家のあやふやな絵が見られて、高級食材を使い味付けに失敗したお子様ランチを食べているよう(?)。

読み手を選ぶ部分もあるので、持っている人に借りる、図書館で借りる、漫喫で読むなどでお試しして、自分に合うかどうか試してみるのが吉かも。
ハマれば、イチコロです。
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