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存在の話 『嘔吐』

J‐P・サルトル
03 /06 2011
嘔吐 新訳嘔吐 新訳
(2010/07/20)
J‐P・サルトル

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眩暈に似た輪郭の消失感


この前図書館で借りた本です。

前々から気になっていたのですがついに読むことに決めました。
『嘔吐』
哲学を題材にした小説でなんやら難しいということだけは知っていました。
大学時代、作者のサルトルの顔が独特で、いつか読んでみたいと思っていました。

正直、難しかったです。
自分の読書力を試すためのチャレンジでもありましたが、なかなか難解でした。

主人公が物事にたいする、存在を認識し始めた時、固としての意味は消失し、
存在のみがダイレクトに表象し、吐き気を覚える。。。
うんぬんかんぬんっと。

わかったようなわからないような、戸惑いを覚えました。
わからないといいきれない微妙な不安感。
解かったと言い切れない、知識の階層の複雑さ。

しかし、小説として読めば主人公ロカンタンの不安、苦悩。。。
マロニエの木の根を見たときに気づく、そして悟る、、、
世の中と存在の関係。存在すると言うこと。。。
そして何かを断念、もしくは放棄したロカンタン。

読んでいて、切なさがこみ上げてきました。
もっと気楽に。楽観的に。

もっと読書を重ねた時にもう一度読んでみたいですね。
そしたらまた違う発見があるかもしれない。

とりあえず、読みきることができて、おおよその内容も把握できました。
少しずつ読書力がついていることの確認ができてよかったです。
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