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上品なやさしさ  『星の王子さま』

サン=テグジュペリ
02 /19 2011
星の王子さま (集英社文庫)星の王子さま (集英社文庫)
(2005/08/26)
アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ、Antoine de Saint Exup´ery 他

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およそすべての人たちへ


やさしさから、星を離れた王子さま。
様々な星での”大人たち”との出会い。
不思議、疑問。分からないことがありすぎる。

私の持っている星の王子さまは集英社からでている、
池澤夏樹さん訳のものです。
一時期、この著作権や、翻訳権かなんかで話題になりました。
色んな会社から出ていますが、私はこの表紙を気に入っています。
深い青が、中身の精神性を表していると思います。

物語の中で、王子様は様々な大人の住む星を訪れます。
王様、うぬぼれ屋、酒飲み、ビジネスマン、etc・・・
どの大人もみな孤独です。
しかしみな、自分がどのような状況なのか気づかず、
何も分からないまま自分を全うしています。

王子さまは、疑問に思うことを知っています。
素直に疑問に思う、純粋な視点から見た大人たちは
とても奇妙で、そして哀れにも見えます。

特に酒飲み。
彼が酒を飲む理由は、本末転倒な理由で酒を飲み続けます。
その、酒を飲み続けるという行為が人の悲しさの根幹を表して
いるように私は思えるのです。

星の王子さまは大人にこそ読んでもらいたい本です。
人が経験する様々な感情の機微を上手く、そして儚げに
王子さまを通して描いています。

読後、私はしんみりとなりました。
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