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膨張と抑圧 『限りなく透明に近いブルー』

村上 龍
02 /15 2011
新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)
(2009/04/15)
村上 龍

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わずかながら青みがかった



麻薬、セックスにしか 何かをみいだせない若者。
まだ日本が成長期にあった70年代の、コントラストの際。
こちら側と向こう側のギリギリのところに青春を置いた、
儚く危うい若者達の日々を描いた作品。


わりと面白かったのですが、正直ちょっと古く感じられました。
どうしても、今と当時では色々なものが違ってきています。
風景であり、経済であり、流行、etc・・・
根本にある若者の葛藤部分は、もちろん今読んでも瑞々しいのですが、
どうしても現代との情景の差に気が散ってしまいました。

ただ

70年代がまだ少し現代とリンクしていることが
過去と呼びきれない曖昧さが
没頭も俯瞰もできない宙ぶらりんの視点が

歯切れの悪いタイトルの意味を感じるヒントに思えます。

↓同じようなドラッグ、青春ものならこちらのほうが爽快です。(映画ですが)
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