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『田舎力―ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 (生活人新書)』~気持ちとアイディア~

田舎力―ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 (生活人新書)田舎力―ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 (生活人新書)
(2009/08)
金丸 弘美

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仕事上、色々地域おこしのことなんかにも興味有ります。

どうすれば、もっと住みやすい町になるのか、活気がでるのか。

また、外部からのお客さんとかの流れが増えるにはどうしたらいいのかなど。



日本全国、各市町村が抱えている問題ですね。

もっぱら都市型の国作りを進めてきた結果が、現在の地方の惨状。

若者は都市部に行ってしまい、残っているのは高齢者ばかり。

人口が減れば、店舗も減って、働き場所がなくなり、そして働き手がよそへ行ってしまう。悪循環。



ご多分にもれず、私の住んでいる地域もそんな感じです。

観光資源というものは豊富な地域なのですが、いかんせんそれを活かしきれていないのが現状。



これ実際に、住んでいる身となってはじわじわくるものがあるんです。

ぞわぞわとした危機感というか、そんな感じ。

今日のお昼、仕事場の近くの喫茶店に行ったのですが、12時半というのに誰もお客はおらず。一人寂しくオムライスを食べました。

もはや食べ歩く人さえほとんどいないような、そんな人口の少なさっぷり。

毎年毎年右肩下がりに減って行く人口グラフを見ていると、この先どうなっちゃうんだろう。。。という不安。

もちろん、今はウェブだのなんだので、仕事を仕入れることも可能ですが、やはり地元から仕事を得たいというのも人情。

自分の身のことも含めて、地域の衰退は人ごとではありません。



私の場合は、幸いにも地域活性化のビジョンや活力を持った同年代の人が友達にいるのが救い。

遊んだりしながら、色んな意見交換や、取り組みへ参加できるので、その点はすごくありがたい。

こういう友達がいるからこそ、頑張ろうって思える。

一緒に良くして行きたいから、勉強にも身に入る訳で。



そんなこんなで手に取ったのがこの本。

Amazonの評価も良かったですが、内容も良かった。

きちんと、やるべきこと、やっちゃいけないことを明確にしてくれていますし。

各地域の成功例をわかりやすく噛み砕いて、知らせてくれています。



一番強く思ったのは、やはり“その土地ならでは”を明確にせにゃならんということ。

これを怠れば、どこにでもあるような、面白みの無い地が出来上がるだけのようです。

「うちの地元にゃ、そんなものはない。」というなかれ。

他の地域の人からすれば、新鮮で面白い土地、文化、食、自然がきっとあるはずですから。(だからケンミンショーなんかが人気がある)

とにかく“ならでは”を見つけ出し、それを研ぎすませて提供していく。

それはすぐにできることじゃないし、色んな人とコラボレーションせねばならないものです。(その土地の良いところなどは、外部のお客さんが見いだして育て上げることだってあるのだから)



今一度、自分が好きな地元を見つめ直してみます。
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『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 』~続けることの重要性~

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
(2012/10/26)
梅原 大吾

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買ったり負けたり、大体の場合がそれの繰り返しじゃないかと思います。

しかしこの本のタイトルには“勝ち続ける”とある。

いったいどんなもんじゃろかと、興味の惹くタイトル。



著者の梅原大吾さんはプロゲーマー。

格闘ゲームをやってお金を儲けているという希有な存在。

梅原さんが身を置いている世界はシビアなはずです。

負けが続けば、職を失いかねない世界。

そんな世界で勝ちを重ねる梅原さんの思いなどが書かれています。



最初のほうは、ちょっと鼻につく感じ。

幼少期から二十代前半ぐらいまでのことが書かれているのですが、「俺はこんだけやってて、気持ちもこんだけ強いから勝てるんだ!」的なちょっと自慢に感じる部分も。

しかし、これが歳を重ねるにつれて、変化してきます。

そして、その変化した部分が勝ち“続ける”につながるポイントとなってきます。



勝つだけでなく、勝ち続けるためには。

そこには、やはり才能を超えた、努力が不可欠だなってのが見えてきます。

イチローとかでもそうですが、普段の生活、トレーニングがあるからこそ、勝負の場で成果が活きてくる。

しかも、その努力は決して無理して身体を痛めつける物でなく、継続して行えるものでなくてはならない。



結論部分は割とシンプルなところに行き着いたように見えました。

でも良い物ほどシンプルなものなんじゃないでそうか。

継続は力なりを改めて思い直させられました。

『学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)』

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
(2009/02/09)
福澤 諭吉

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一万円でご存知、福澤諭吉さんの著書。

現代の若者にむけて、現代語訳されているのがありがたいですね。
私も、昔から気になっていたのですが、昔の文体だと読むのがおっくうなので、ずっとさけていましたので。

のっけから驚かされますが、明治期にこれだけの思想を持っていたのか!と。
鎖国がとかれてからまだ間もありません。つい数年前までちょんまげつけて、武士が刀持ってあるいていたぐらいの時期に書かれた本。

現代にも通じる思想。女性の権利であったり、西洋文化の崇拝を戒めたり。
中には、当たり前じゃないかといったような事柄も述べられていますが、あくまで現代と照らし合わせてのこと。
江戸期、幕末、明治初期の時代背景から考えると、ものすごく先進的な思想ばかりで、いったいどのような視点を持っていたのかと驚かされます。
福澤諭吉は偉人であると知識ではしっていましたが、いったいどのようにすごいかなんて考えたこともありませんでした。
21世紀の現代を生きる私が読んでも、十分役に立つ事柄、考え方が載っており、世紀をまたいだ普遍的なもの感じました。

本書の中で気に入った言葉を抜粋します。

「人間が衣食住を得るのは、すでに自然の手によって99パーセントまで完成しているところへ、人の力で最後の1パーセントを加えただけのことである」

「(物事を深く理解しない人間に対して)その原因と言えば、ただ流れに任せて生きているだけで、かつて自分自身の有様を反省したこともなく、『生まれていままで自分は何事をなしたか、今は何事をなしているか、今後何事をなすべきか』と自身の点検をしなかったことによる。」

「およそ、人間の心の働きで、これを発展させようと思って発展しないものはない。それは手足を使えば筋力が強くなるというのと同じである。であれば、言葉遣いや表情も人の心身の働きである以上ほ放っておいて上達するわけがないではないか。」

特に、最後の二つは自分自身への戒めのためにも、心に留めておきたい言葉です。

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偶然のチカラ (集英社新書 412C)偶然のチカラ (集英社新書 412C)
(2007/10/17)
植島 啓司

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宗教人類学者、植島啓司先生の本。
多角的視点から偶然について考察されています。

私にとって漠然としたもの”偶然”。
サイコロをふって3回連続で1の目がでる。これって偶然?
旅行先で友達に出会う。これって偶然?
考えれば考えるほど、偶然というものがわからなくなってきました。

そもそも、偶然という言葉、月に何回ぐらい使うでしょうか。
私の記憶では、一度も使った覚えがありません。
年通じてでも使うか使わないか。
ということは、もしかしたら偶然って、ものすごくレアなもの? 身近なものじゃないの?

本書は、ギャンブルを起点に確率論や宗教学など多岐にわたって、偶然を見つめ直しています。
あやふやな偶然の捉え直し。
漠然とわかった気になっていた偶然というものがこんなにも奥深く、そして掴みづらいものだったのかと。。。
色々な事柄をからめて、偶然というものに迫っているので、新しい発見が多く面白い本でした。

私の中の本書との偶然。
本書の最初の方にマリリン・V・サヴァントさんという方が紹介されています。
この方は世界一のIQを持つ方。「モンティー・ホール問題」というものに関わっていることで有名だそうです。
私は、この本を読むちょうど一日前に、IQのギネス保持者を知りたくて、このマリリン・V・サヴァントさんを知ったところでした。
そして本書にもサヴァントさんが紹介されている。
それも偶然のチカラという本に。

いまいち伝わりにくいかもしれませんが、私にとってこの出来事は感覚的に偶然というものを強く意識した出来事でした。
たまたま知った知識(しかもIQのギネス保持者なんていうマイナーなもの)が翌日再度目の前に現れる。
これはどれぐらいの確率なのか。
確率で表すことは可能なのでしょうが、私の中ではこれを年にめったにない”偶然”の賜物として捉えたいです。

本書で気に入った言葉
「いかなるときでも、好ましい流れは自分から放棄してはならない。」

モンティ・ホール問題とは(Wikipediaに飛びます)


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『超革命 人気美術館が知っているお客の呼び方 (oneテーマ21)』~兵庫県美の人気のヒミツ~

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(2012/04/10)
蓑 豊

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著者は、これまで数々の美術館を歴任され、現在兵庫県立美術館館長を務める簑豊さん。

私は昔神戸に住んでいたことがあるので、兵庫県立美術館にはちょくちょく足を運びました。
今から十年近く前のことですが、当時はわりと堅めの企画展が多かったという印象。
どちらかといえば現代美術が好きな私にとっては、ちょっと物足りない美術館という印象でした。
(ただし、常設展示内容は私好み。重厚なものと現代性、絵画と彫刻のセンスがよくその点はお気に入りでした)

2月に、久しぶりに兵庫県立美術館へ行く機会が。
その時の企画展は「フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活」でした。
美術館に行くと、まず外観に変化が。
安藤忠雄さん建築の美術館の上に、どでかいカエルが。
なんだかこれまでと違う空気を感じつつ、中へ。
企画展はフィンランドのアートやデザイン、そしてムーミンの著者トーベヤンソンさんの絵がうまいこと融合されており、なかなか素敵なものでした。
物販などのスペースも充実しており、アート×デザイン×カルチャー×ショッピングと様々なに楽しめる構成。
来館者も少なめかなと思っていたのですが、家族連れなども多く大盛況。
私が一番に期待していたマリメッコの展示物がやや少なめで残念でしたが、全体的にはとても楽しめました。
この企画展を通じ、いままでの兵庫県立美術館のイメージとは違う、新鮮さを感じたものでした。

本書を読むと、館長の哲学のようなものが感じます。
美術館というところはどういうところか。アートとは何か。
文化施設ということにあぐらをかいて、一部のアートを好きな人だけを対象にしていてはいけない。
いかに集客力をあげるために工夫しているか。その情熱が伺えます。

一番共感したのは、子どもを大切にするということ。
小さい頃に親に美術館へ連れてきてもらった子どもは、大人になった時にほぼ百パーセントの確率で子どもを美術館に連れてくるとありました。
簑さんは、金沢21世紀美術館の館長時代に、金沢にいる小中学生すべてに美術館に来てもらうよう、尽力したそうです。
私は子どもがアートに触れられる場作りに興味があるので、このような考え方は非常に素晴らしいと思いました。
このような信念を持つ方ならば、今後の兵庫県立美術館はもっと素晴らしいものになっていくに違いありません。

美術館や博物館。
私はアートやそういう文化的なものが好きなので、都市圏へ出かけるたびにちょくちょく展示会などへ行きます。
関西方面が多いのですが、最近よく行くのは大阪は中之島にある国立国際美術館と同じく大阪の万博公園にある国立民族学博物館。
国立国際美術館は地下にあるタイプの美術館で、外観はパイプでできたオブジェのような形をしています。
国立民族学博物館は、岡本太郎氏の太陽の塔がそびえる万博公園内にある博物館。
どちらもそれほど大きくはないですが、面白い企画展が多いので好きです。
美術館としての規模の大きさでなく、どのようなアプローチでアートや文化を打ち出していくのか。
その辺の工夫の仕方しだいで、日本の芸術文化の今後は大きく変わってくることでしょう。


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