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どこでもつながる不自由 『つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方』

つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方
(2012/01/27)
ウィリアム・パワーズ

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携帯、一時間でも手放せますか?

(「BOOK」データベースより)
朝起きてすぐツイートしますか?休日もメールを見ますか?フェイスブックの書き込みが気になりますか?毎日、充実していますか?昔から、みんな「騒々しい世間」との距離のとり方で悩んでいた。7賢人に学ぶ、「適度につながらない」ための知恵。


●さよなら、オンライン

今月は、結構忙しく毎日長時間パソコンとにらめっこしています。
仕事が終わったら、今度はネットで調べもの。
ブログを書いたり、フェイスブック、ツイッター、etc…
ウェブとつながらない時間はほとんどなかったかも。
さて、一日の間でモニター以外を見ている時間はどれだけあったのだろうか。。。

最近そんな毎日だったので「ほどよくつながらない生活」にすごく惹かれて読んでみました。
本書は、どこでもネットにつながることのできる現代にやや息苦しさを感じている人向けの本です。
毎日、多くの時間情報にさらされ、疲労困憊気味の人も多いでしょう。
情報過多時代をいったいどう対応していけばいいのかが本書のテーマです。

本書の構成は
一章は著者、ウィリアム・パワーズさんの気付きや思い。
二章では、過去の歴史において新しいメディアが現れた時、その時代の賢人達はどう対処したかという事例。
三章でまとめとなっています。

●”変わる時代”に先人達はどう対応したか

面白いと思ったのは二章。
プラトンを始めグーテンベルク、ベンジャミン・フランクリン、マクルーハンなど各思想、賢人が行なったことについてスポットを当てています。

たとえばグーテンベルクなどでは、新しい「活版印刷」という技術、メディアの登場によって時代が大きく転換したと言えるでしょう。
活版印刷の登場により、それまでとは比べ物にならない情報が世間に溢れます。
当時の人は、その出来事に戸惑いもしたでしょうが、ではどのようにしてそれを受け入れていったのか。
メディアの流布で時代はどう変わっていたのかなど、転換期の分析から現代の情報過多時代の対応法を見出していきます。

すこし、一章ではあっちいったりこっちいったりとまどろっこしい所もあるので、二章から読んでもいいでしょう。
二章にある、過去の賢人の閃き、洞察には今の私たちが見習うべきことが沢山隠れています。

●まずは、程よく

完璧なつながらない生活というのも、不便なもの。
だから時々距離を取るということに有用性があるのはわかる。
わかっちゃいるけど、社会システムがなかなかそれをさせてくれない。
一日でもメールチェックを怠るのは恐ろしくてたまらない。
Wi-Fi無しの場所は空気がないのに等しいと思っている。
だけどしんどい。

そんな生活に疲れた人にこそおすすめしたい本です。

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