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孔子の普遍的な教え 『論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)』

実用書
07 /31 2012
論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)
(2004/10)
加地 伸行

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「子曰く」で世界がはじまる

『論語』は、日本人にもっとも愛されてきた中国の古典。2500年前に生きた孔子が残した言葉には、どんな時代にも共通する「人としての生きかた」の基本的な理念が凝縮されている。短くテンポのよい言葉のリズムと、音の響きを楽しみながら味わう、中国古典入門の一冊。(「BOOK」データベースより)

「発見!角川文庫祭2012」収録



●長い時間をかけて

古くから、長く広く読まれている名著。
多くの人が、生き方の指針にしてきたり、救われたりしたと聞きます。

「発見!角川文庫祭2012」で収録されていたので、これを機会に購入。
いままで、立ち読みとか図書館で借りたりとかでチャレンジしたことはあるのですが、いまいち難しくて読めなかった苦い思い出が。

ちょっと、そういう経験から、固いのを覚悟で読み始めたのですが・・・
意外!わかりやすい!

著者の加地伸行さんは本書を「中学生に語るように」書いたようです。
加地さんの、多くの人に『論語』を読んで欲しいという気持ちが伝わってくる構成。
難しい部分でも、丁寧な説明でわかりやすく、孔子の生い立ちや論語がどういうものかがわかってきます。

●『論語』はつづく

私は、いままで『論語』を宗教色の強いものかと思っていましたが、実際は違いました。
人間によりそった、生きる上での普遍的な事象を扱い、人生の指針にしていくような語り口。

人として、いかにして生きるか。いかなる心持ちでいるか。
今から2500年程前の文章なのに、現代に生きる人間にも、じーんと伝わってくる内容。

人間は国も時代も超えて、根本的な部分は同じで、昔も今も変わってないし、これからもあんまり変わっていかないんじゃないかって思わされます。
本書を読んでいると、当時の人はほとんど現代と同じようなことで悩んでいるし。
そういう本質的な部分は、人間が人間たる間はずっと変わることはないはずです。

そういう部分があるからこそ、『論語』などの書物がいつの時代も人を支え続けてくれるのでしょう。
100年後も、200年後も1000年後も。
人類が続く限り読み継がれていくであろう、深い力を持った一冊でした。



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