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『江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし』~貨幣価値からお江戸が見える 

江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社新書)江戸の卵は1個400円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社新書)
(2011/04/15)
丸田勲

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江戸の人々の平均月収を円で知る。

大河ドラマに映画、時代小説、または落語にいたるまで、主人公が食べている蕎麦は一杯いくらなのか、誰もが憧れた伊勢参りの平均旅費はどのくらいだったのか、頻発する大火による被害損失額はどれほど甚大だったのか―。本書では、町人文化が花開いた文化・文政期(一八〇四~一八二九)に焦点を当て、諸物価を円に換算していく。(「BOOK」データベースより)


私は落語が好きで、江戸時代の人々の暮らしに興味があります。
噺の中で出てくる長屋の人々は毎日、のんきに暮らしています。
日々の食い物に困る貧乏長屋に住む人もいれば、吉原などの遊郭で遊びほうける人も。
職業も、大工に八百屋に魚屋etc・・・
じつに多種多様な人物が落語の中に出てきます。

さて、そんな貧富職業に差こそあれ、ついてまわるのがお金の事柄。
食い物に困る人が出てくるが、食費っていくら位かかったのか?
「ちょいと吉原へ」なんて言ってるが、そんな気軽に行ける値段なのか?
「家賃を三ヶ月ためまして・・・」長屋の家賃って月いくら?
大工に八百屋に魚屋に。彼らは給金をどれぐらいもらっていたのか?

いまいち分からない当時のお金の話がこの本には詳しく載っています。
しかもちゃんと円に換算して説明してあるので、大変わかりやすいです。

今の感覚からだと、安いなぁっと思うものもあれば、とてつもなく高い物もあります。
思ったよりも給料が良かったり、食費が以外と高かったり。
遊び場所の値段もピンキリと選択の幅が広く、お金のある人も無い人も結構遊べていたようです。

江戸時代、最高のレジャーといえばお伊勢参りがあります。
歩いていくわけですから、当然日数もかかります。
それに宿泊費や食費など、沢山お金がかかったはず。
往復の日数や、一日の平均旅費、その他内訳etc・・・
また、伊勢までの主要な旅籠の楽しみ方など。
そういうことにも言及されていて、かなり楽しく読めました。

お金の価値、物の価値がわかると急に江戸の生活感が身近になった気がしました。
けっして裕福だったわけでもないけれど、それほど貧乏だったわけでもない。
物が不足していた時代だから、商売の種はそこかしらにあってお金を稼いでいた人々。
そこそこに娯楽を楽しみ、のんびり時間は流れいく。

安定はしているけれどアクセク気味の現代から見ると少し羨ましくもある時代が見えてきます。

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