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イケメン修験者が表紙 『ゴーストハンター エクソシストから修験者まで』

ゴーストハンター エクソシストから修験者まで (Truth In Fantasy 86)ゴーストハンター エクソシストから修験者まで (Truth In Fantasy 86)
(2011/04/29)
三猿舎

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人類vs霊現象


現実の世界には、未だに未知の領域があります。それは、霊的現象や精神内で起こる原因不明の病気など、未確定なものたちです。それらを、“悪魔・怨霊・霊・鬼”として、遥か昔から悩める人々に救いの手を差しのべていた者たちが世界各地に存在しました。それが、エクソシスト、修験者をはじめとする祓魔師なのです。そして彼らは今もなお、世界に存在し続けています。本書では、未確定なものを“ゴースト”とし、それらを鎮める祓魔師を“ゴーストハンター”として、彼らの概念、戦闘術、服装&アイテム、事件簿を紹介します。 (「BOOK」データベースより)


世界には、未だ科学では解明されていない不可思議な現象が起きます。
原因不明の病におちいり、現代医学では回復させられない。なぜだ、わからない。
そんな事態に対して、彼らは太古の昔から不可思議な現象に立ち向かってきました。
かれらはゴーストハンターとよばれ、神霊の力により不浄を打ち倒すのです。


まずゴーストハンターとは何か。
この本のなかでは霊現象を察知でき、またそれらの霊障を祓うことのできる人たちとされています。
こういう人たちは世界中にいて、今なお様々な怪異を戦いを続けているそうです。

映画でおなじみエクソシスト。日本では修験者、陰陽師、僧侶。その他の国では呪術師や魔女司祭等。
国々によって呼び名は違いますが、彼らは皆、常人では対処しきれない奇怪な現象に立ち向かう術を心得ています。


この本で、興味深かったのが、国や宗教観の違いによってそれら奇怪な現象の原因、対処も違うということ。

エクソシストはキリスト教圏のゴーストハンター。
怪異の原因は悪魔であり、それを滅するのを目的とします。
これは、一神教ならではの概念で、悪しき霊現象は神の敵対者の仕業、すなわち悪魔であるという概念からきているようです。

一方日本での修験道、陰陽師、僧侶。
怪異の原因は霊であったり、呪い、精霊、神など様々です。
対処の仕方も、祓う、成仏させる、呪い返し、鎮魂、祭りなど様々。
人間に害をなすからといって必ずしも悪しきものという訳でなく、その怪異に対して適切な処置を行います。

これは日本が多神教であることや、仏教、神道、土着の信仰などが様々に混じり合って、広い解釈が生まれたのだと思います。




多くの国のゴーストハンターに言えることですが、怪異と対する時には決して自分だけの力で立ち向かう訳ではありません。
人間の力ではどうしても解決できないことがあります。
彼らは怪異に対して、神や仏、精霊などの力を借りることによって対抗する術を持つのです。
人の力には限界があることを知っているからこそ、驕ることなく自然の叡智を敬うことで、その神秘的力を貸してもらう術を磨いてきたのだと思います。


今だ世界中ではエクソシストの需要が多くあるようです。
科学でなんでも解決できると思いがちな世の中ですが、そうはいかない部分も沢山あるのです。

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