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古き色香の世界 『おとなの教養 古典の女たち』

おとなの教養 古典の女たちおとなの教養 古典の女たち
(2005/10/06)
瀬戸内 寂聴

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たくましく、美しく

愛を生きぬいた女たちの生の軌跡。女らしさ、やさしさ、可憐さ、純真さ、素直さ。そして、身も心も捨てきる愛のきわまり。あなたに贈る、永遠の愛の物語10。(「BOOK」データベースより)


瀬戸内寂聴さんによる、古典に描かれた女性の生き方を見つめる本です。

私は、ちょっと古典というものが苦手な方です。
学生時代の、授業の時間のイメージが強いこと。
時代背景がいまいち掴みづらく、イメージしにくいこと。
そして、その時代の価値観がちょっと受け入れ辛いということです。

ひょんな気まぐれで、今回この本を手にとってみました。
(瀬戸内寂聴さんの文章が好きだということが大きな理由)

読んでみると、いままでと違ったイメージがどんどん飛び込んできます。
今まで読んできた古典の中では、どうも男性視点から描かれている感が強かったのですが、この本では寂聴さんの解説で、女性の描写を深く掘り下げて解説されています。

今から千年も前の物語に描かれた女性たち。
源氏物語、蜻蛉日記、万葉集、とはずがたり、etc…
現代の人間と変わらぬ、色恋に悩み苦しむ姿には、日本の古典が描いてきたテーマの普遍性を感じずにはいられません。

それらの女性を、寂聴さんは愛情ある表現で解説されています。
時代は違えども、人間として共感する部分へのするどい観察眼がうかがえます。

いままでは、苦手意識の強かった日本の古典作品ですが、この本をきっかけに少し興味が湧きました。
私の中で、読む本のジャンルが少し広がった、そんな気がします。



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この記事へのコメント

- ジャイ - 2012年01月15日 10:15:25

確かに、古典って取っつきづらいイメージがあります。古い、言葉が分からない、難解… 複数の壁に阻まれた侵略不可能な要塞のような感じ(言い過ぎ??)です。
瀬戸内寂聴さんの本は、そんな難解な古典を現代人の目線で読みやすいように訳してくれている、貴重な本だと思います。
私も「源氏物語」の瀬戸内訳を読んだことがあります。源氏物語ってこんなに面白いんだ~!と、読みふけってしまいました。そして古典に書かれている内容でも、女の嫉妬や男のプライド等々、現代でも共感できる要素って実は多い気がします。

- 図書館男子 - 2012年01月15日 21:03:02

ジャイさん、コメントありがとうございます☆

瀬戸内寂聴さんの艷やかなる文体がなんとも好きで、それでこの本を手にとってみました。

情愛に関することを、いやらしい感じでないのにするどく描ききる寂聴さんだからこそ、古典のような世界を現代に魅力あふれる形で伝えてくれるのでしょうね。

今度、源氏物語にもチャレンジしてみたいと思います!

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