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濃ゆいイタリア紀行文(昼夜問わず) 『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』

シモネッタの本能三昧イタリア紀行 (講談社文庫)シモネッタの本能三昧イタリア紀行 (講談社文庫)
(2011/04/15)
田丸 公美子

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食う、”寝る”、楽しむ

車を盗まれがっくりしていると、翌日お詑びの手紙とオペラのチケット付きで戻ってきた。「洒落た泥棒じゃないか」とオペラに出かけて帰ってみたら家は空っぽ―。スリも泥棒も、つきまとう男たちも、個性的で限りなく人間くさい国、イタリア。この国に恋して四十年の著者が贈る、爆笑エッセイ&ガイド。 (「BOOK」データベースより)


以前読んだ、『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』の作者、田丸公美子さんのイタリアというものありけりな本です。

いつも行っている図書館の、奥深く。そこに特設イタリアコーナーというものが出来ていました。
そこで手にとった一冊がこれ。以前読んだ『パーネ・アモーレー』が面白かったので借りてみました。

以前読んだ本が田丸さんの翻訳者人生の話ならば、この話はイタリアをこよなく愛する著者によるイタリア賛歌。
読んでるうちにどんどんとイタリアに行ってみたくなります。

イタリアの主要各都市の名所や土地柄の紹介から、著者が体験したことがらひっくるめての紹介。
昼間のボッタクリから、夜の情熱的なイタリア男の話まで、魅力的な話題は尽きません。

それと同時に、イタリアが抱える闇の部分も、著者の体験から見えてきます。
貧困、汚職、暴力、etc…
決して美しい部分だけでなく、美醜すべてをさらけだしてくれているので、逆にイタリアの奥深さが見えてくるようです。

本書で著者が伝えるイタリアの最大の魅力は、なんといっても国民性。
したたかで、力強く、人生と性生活を謳歌することに全力をささげており(地方によっては性にかんするスラングがべらぼうにあるそうです)、あふれんばかりのポジティブシンキング。
”情熱的”というものに縁の薄い私にはとても刺激的で面白い内容盛りだくさんの紀行文でした。

良いことばかりじゃない。もちろん悪いことばかりじゃない。
みんなひっくるめて、とりあえず楽しむ。文章からはイタリアにはそんな雰囲気があるように感じます。

美を愛し、食を愛し、人を愛するイタリア紀行。
良い意味での欲深さが眩しいです。


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