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著作、チェ・ゲバラ  『革命戦争回顧録』

革命戦争回顧録 (中公文庫)革命戦争回顧録 (中公文庫)
(2008/02)
チェ・ゲバラ

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革命が成し遂げられるまでのリアル

カストロとの運命的な出逢いからキューバ革命を達成するまでを回想する。困難を乗り越えて、状況分析、人心掌握の才を発揮する軌跡を克明に描く。本書はゲバラ本人による加筆訂正を反映した二部構成の決定版。過去の戦いを追想する一方で思慮深い政治的分析を加えている。生誕八〇年を記念し訳し下ろし(「BOOK」データベースより)


ビレッジバンガード系のショップなどに行くと必ずと言っていいほど見かけるチェ・ゲバラのポスター。
男前な容貌、意思ある眼差し。ファッションの一部としても今なお高い人気を持っています。
そんなチェ・ゲバラですが実際の人物は何をした人なのか。
漠然とキューバ革命に関わっているぐらいしか知らなかったので、今回この本を手に取りました。

本書は、ゲバラ自身の手によって書かれたものです。
革命戦争での詳細や、ゲリラの内情などがリアルに描かれています。

キューバ革命」。アメリカの傀儡となっていたキューバ政権を打倒するに至った武装開放闘争のことです。
数年前までキューバの元首などを務めた、フィデル・カストロなどと共にゲバラはこの革命戦争を戦い抜き、勝利を収めます。

私は、このキューバ革命をリアルタイムでは知りません。
歴史の一部として、近年に成功した革命の一つとしてしか認識していませんでした。
しかし本書を読めば、それはいかに大変だったかということがわかります。

ゲバラの目の前で、人は死に、裏切り、時には逃走していきます。
食料や衛生状態が最悪な環境。武器も兵力も明らかに政府軍に劣っている。
ゲバラの筆から描かれるそれは、リアル極まりない凄惨さ浮かんできます。
「泥水をすする」という表現がピタリと合うほど、ゲバラ側の兵力はひどい状態にあったようです。
しかし、この戦争に勝利するという鉄の意思。これをとにかく貫くことで、光明を見出していきます。

けっして、スマートでも格好よくもない戦争の実情。
文章も決して読みやすいものではありません。
それが、逆にキューバ革命、ゲバラの置かれていた状態というものを克明にイメージさせてくれます。

歴史上の事実、その当事者からの面は血と意思によって塗り固められていました。


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