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大木凡人ヘアーに恋して 『鴨川ホルモー』

鴨川ホルモー鴨川ホルモー
(2006/04)
万城目 学

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これも青春

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。(「BOOK」データベースより)


●その奇っ怪な響き

何年か前、映画化された時から気になっていました。
一体どんな話なのか、ホルモーってなに?っと。

読んでいくと、非常にゆったりとぬるいコメディータッチが広がり、好印象。
恋に青春に、そしてなにより「部活動」に精を出す若者たち。
京都各名所を舞台に、話は適度な緩急をもって展開していきます。

私は、この適度な緩急が好きです。
もちろん急展開やハラハラドキドキの小説も好きなのですが、時にはのんびり読書を楽しみたい気分の時もあります。
そんなときは、ハラハラドキドキより、適度な緩急に身を任せて、のんびりするのがなにより心地よい。
「鴨川ホルモー」もそんな気分の時に読んだ、最高にのんびりできた本でした。

●インパクトのあるヘアースタイル

映画の予告を見た時から気になっていたもの。
栗山千明が演じていたキャラクターのマッシュルームヘアー。
本作を読むと、あれはマッシュルームヘアーではなく大木凡人ヘアーということがわかりました。

ホルモー
↑クリックで拡大(左から3人目)

ホルモーという言葉の意味と同じぐらい、あのキャラクターはなんなのかというのも気になったっていたので、どういう気質のどういうキャラクターなのかがわかってスッキリ。
なるほど、読めば読むほど栗山千明がピッタリだな、と腑に落ちていく自分を発見。
性格なども、わりと魅力的で好感の持てるキャラクターです。

京都の街中に五万といる大学生。
それぞれ普通に生活していれば、それぞれに秘めた思いがある。
でも何か、大学生特有の普遍性みたいなものはあるはず。
その一端をこの小説では描いていると思います。


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