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まことに小さな国が  『坂の上の雲〈1〉』

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
(1999/01)
司馬 遼太郎

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文明開化後の日本

松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に、維新から日露戦争の勝利に至る明治日本を描く大河小説。全八冊(出版社/著者からの内容紹介)


●NHKドラマから

NHKでドラマ化もされた、司馬遼太郎氏の本です。

このドラマが面白かった。
私はあまりテレビを見るほうではないのですが、これには夢中になりました。
NHKを見直した!

キャストの豪華さ、映像の迫力もさることながら、やはり展開に引き込まれました。
学校で習いはしましたが、あまりにさらっとしかふれられなかった日露戦争。
文明開化後、ちょんまげを落としてからさほどもたっていない日本が、いかにして大国と戦ったのか。
映像で繰り広げられる、かつての日本の姿に色々考えさせられるものがありました。

●より詳細を知る

さて、その小説の一巻。
この物語の中核をなす、秋山好古、真之兄弟。正岡子規の生い立ちなどが中心となっています。
香川照之さんが演じた正岡子規がどのような人物だったのか。
ドラマで、阿部寛さんや本木 雅弘さんが演じた秋山兄弟とはいかにして軍人になっていったのか。
ドラマでは語り尽くせなかった部分が、詳細に描かれており、人物像がよりクリアになりました。

まだ、明治になりたてて、国交や政治、軍部にいたるまで手探り状態の日本。
国家としては未熟でも、可塑性に富んだ、可能性に満ち溢れた時代だったのを感じます。
とにかく、未来に対してのエネルギーがスゴイ。
岩にかじりついてでも、西欧諸国に追いつこうとする凄みは、現代の日本人がもう一度見直さなければいけない気持ちです。

●まことに小さな国が…

まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている」からはじまる、この物語。
たしかに、この当時の日本を見ると江戸から明治に移行したて。
欧米列強から見るとまことに小さな国というのもうなずけるはなし。
良い小説は語りだしから惹きつけられると言いますが、『坂の上の雲』も明治期を描くとしては、まことに小さな国という表現ほどピタリくるものもなかなかないでしょう。

今は一巻だけ読んだところですが、面白い。
実際に、日本が体験した歴史だけに、こみ上げてくるワクワク感があります。
これからの展開がかなり楽しみです。

著者の司馬遼太郎氏。
経営者や企業家、ちょっと年配の人にファンの人が多いですね。
私はこの『坂の上の雲』が司馬遼太郎デビュー。
世に聞く「司馬史観」がどのようなものなのか、堪能していきます。

●2巻へ


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