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日清戦争期 『坂の上の雲〈2〉』

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
(1999/01)
司馬 遼太郎

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大国を相手に


戦争が勃発した…。世界を吹き荒れる帝国主義の嵐は、維新からわずか二十数年の小国を根底からゆさぶり、日本は朝鮮をめぐって大国「清」と交戦状態に突入する。陸軍少佐秋山好古は騎兵を率い、海軍少尉真之も洋上に出撃した。一方正岡子規は胸を病みながらも近代短歌・俳句を確立しようと、旧弊な勢力との対決を決意する。 (「BOOK」データベースより)


●日清戦争突入

本日(2012.6.19)は台風があれくるいました。
ただいまも吹きっ返しの音が聞こえています。
自然の驚異、、おそるべし。

さて、『坂の上の雲』の第二巻目を読みました。
前回は秋山好古・真之兄弟、正岡子規の生い立ちといった形でしたが、この巻では大きな動きがあります。

「日清戦争」
学生の頃、歴史の時間にさらっとしか習わなかった、近代日本の上での大事件。
日本が大国「清」といかようにして戦争するにいたったかが、細かな説明と描写で語られています。

日清戦争での海戦などは、戦略や軍艦の配置関係などの説明もあり、かなり詳しくわかります。
ただ、戦闘の部分がちっとわかりづらかった。
最後のページに、実際の図面などはあるのですが、戦争のことに詳しくない人間には、イメージしにくいものがあります。(戦艦の配置法など)
戦闘のあたりは、映像などのほうがわかりやすいです。

大きく見れば、国と国との戦争ですが、そこに関わった人々のドラマも描かれています。
人と人とのドラマ。どのような人がどのような思いを持って、そこで戦ったのか。
そこで日本人は何を胸に抱いたのか。
そういった部分に、考えさせられるものがありました。
(当時の軍人さんの思想感など、今でははかりがたいものがあります)

●気になったセリフ

本書に登場する人物達は、実在した人ばかり。
ただし、本書は小説なので、史実には無いセリフなども多いはずです。
そのなかにでも、胸に響く言葉が沢山あったので、いくつか紹介したいと思います。

p230「人間の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」・・・秋山真之

p324「たとえば軍艦というものはいちど遠洋航海に出て帰ってくると船底にかきがら(牡蠣殻)が一杯くっついて船足がうんとおちる。人間も同じで、経験は必要じゃが経験によってふえる智恵とおなじ分量だけのかきがらが頭につく。智恵だけ採ってかきがらを捨てるということは人間にとって大切なことじゃが、老人になればなるほどこれができぬ」・・・正岡子規

3巻が手に入ったら、また日記にかきたいと思います。

●3巻へ


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