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『江戸アルキ帖 (新潮文庫)』~江戸をスケッチ~

江戸アルキ帖 (新潮文庫)江戸アルキ帖 (新潮文庫)
(1989/04)
杉浦 日向子

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絵で、江戸を身近に感じる

曜日の昼下がり、タイムマシンに乗って、のんびり江戸の町を散歩してみませんか。日本橋を振り出しに、神田、浅草、芝、本所、小石川…。足の向くまま気の向くまま、猪牙に乗って隅田川を下り、須田町の銭湯で汗を流し、疲れたら神楽坂の掛茶屋で一服―現代の浮世絵師・杉浦日向子が案内する、前代未聞の江戸ガイドブック決定版。カラー・イラスト127点収録、文庫オリジナル。 (「BOOK」データベースより)


●そうだ江戸へ行こう

今回も杉浦日向子さんの著書。
今月は結構読む本が偏っていますね(司馬遼太郎と杉浦日向子のツータッグ)
はまると、その著者の本を一気に読みたくなるのは性分なのかも・・・

今回の江戸アルキ帖は、少しSFチック。
著者がタイムマシンで江戸に行き、ありのままの暮らしをスケッチと文で記録しているといった文体をとっています。

この、スケッチがとても素敵!
本当に見てきたかのような、旅情あふれるリアリティ。
精密なわけではなく、あくまでもスケッチなんですが、そこが良い。
旅先の思い出を忘れないために描き残す、温かみと気楽さが感じられる絵。
漫画家であり、江戸時代を知り尽くしている杉浦日向子さんだからこそ描ける空気感があります。

この本の中では、江戸はかなり気軽に行ける場所として描かれています。
「そうだ、江戸へ行こう」ってな具合。
週末、気が向くままに江戸トラベル(検定試験があって、級によって滞在時間が変わるようですが)。
江戸時代ははるか昔のことでなく、隣り合った馴染み深いものとして捉えられているのが嬉しいです。

●お江戸夢想

もしタイムマシンがあったなら。
行ってみたい時代は、昭和30~40年代の地元、明治時代、江戸時代の三つ。
それぞれに、なんとなくの淡い憧れを抱く時代。
(昭和30~40年代は地元も活気があったらしいので行ってみたい。明治は新しい流れの中で、一般の人がどう生きていたのか見てみたい。江戸は、その時代の空気、価値観、美意識みたいなものを体感したい。)

それらが、旅行業としてなりたったならば、一般の人の人気はどの時代に集中するのでしょうか。
私は、おそらく江戸ではないかと思います。
距離感がちょうどいい。
遠さはあるんだけれど、まったく離れている文化というわけでもない。
そのへんの馴染み感を求めて、江戸に人気が集まるのではないかなと思ってみたり。

夢想はするものの、いまいちリアリティがつかめない過ぎ去った時代。
こういう本でも読みながら、その夢想をほんの少し具体的にしてみる。

浮世の煩わしさをスイスイと過ごすために、そんな夢想で息抜きするのもまた良しでしょう。


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