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『「いなか」おこし! ―地域ブランド戦略を創る 』~コンセプトなき地方へ~

「いなか」おこし! ―地域ブランド戦略を創る (.)「いなか」おこし! ―地域ブランド戦略を創る (.)
(2010/12/21)
信田 和宏

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イベントで満足しない

「いなか」を賑わいの街に!世界を知る広報マンの著者が明かす地域開発の極意。
(「BOOK」データベースより)

●町の魅力が伝わるように

図書館で手にした、地域おこしの本。
日本を覆う、地域の過疎化や弱体化の波から、抜け出すための戦略が述べられています。

本書でなんどもでてきたのが「コンセプト」の話。
日本中の色んな地方でいなかおこしが行われていますが、そこにコンセプトがあるものがほとんどないということ。

確かに、日本中どこでも何かしらのいなかおこしの話を聞きますが、それはどこかで見たような二番煎じのようなものばかり。
大体が、食べ物フェアやゆるキャラ、ご当地グッズとやってはみるものの、いまいちぱっとしないのが現状。
著者の信田さんは、それらの原因の一つとしてコンセプト不在をあげています。

確かに、何かは行われている。
行われてはいるのだけれど、それで何を伝えたいのかが全く伝わってこないものばかり。
局地的な盛り上がりで終わってしまい、結果広範囲への広がりや長期化しない”イベント”止まりのいなかおこしで終わってしまうことのほうが多いです。
(これは、私が住む地域にも言えることなので、すごく納得できます)

●戦略的に行こう

本書では、具体的ないなかおこしに入る前の、戦略の方法なども書かれています。
SWOT分析(長所、短所、機会、チャンス、脅威などの分析)、コンセプト作り、ポジショニング(位置づけ)、ターゲティングなどなど。
まず、行動を起こす前の第一段階でやらねばならぬことを、的確に提示されています。

これを見ていて思ったのが、商品づくりに似ているな、っと。
たしかに、いなか(地方)を賞品と見立てた時に、いかにその魅力を伝えるために戦略を練るかは必然の行為。
コンセプトやらターゲットを明確にした上で、充実したいなかおこし(コンテンツ)を設定すれば、地域ブランドとして認知されるぐらい効果の高いものが出来上がるはずです。

「そんなの、わかっとるわ!!」っという地方の偉いさんなどもいるかもしれませんが、それをしている気配があまり感じられないのが、現在各地でおこなわれているいなかおこし。

ほんのちょっと、俯瞰した視点で。
自分たちの町を”客観的”に見つめなおして。
そうして、戦略を練れば、きっと良い地域ブランドが確立できるはず。

現在日本の地方にいなか。地元に主観的になりすぎてやしませんか?


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