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『まちの幸福論―コミュニティデザインから考える』~デザインの新しい形~

まちの幸福論―コミュニティデザインから考えるまちの幸福論―コミュニティデザインから考える
(2012/05/24)
山崎 亮、NHK「東北発☆未来塾」制作班 他

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これから、必要なもの

余り始めた住居や建物。外注化してきた暮らしの活動。室内に取り込まれてきた人の生活。これからの、地域の豊かさとは何か。全国各地で「人がつながるしくみづくり」に携わる著者による、次世代の地域再生論。(「BOOK」データベースより)


●これから、ますます

いままで、コミュニティデザインという言葉を知りませんでした。
コミュニケーションをデザインするということならば、情報デザインの一分野になるのかもしれません。
しかし、それをコミュニティとすると少し捉え方が変わってきます。

山崎亮さんは、近年注目を浴びているコミュニティデザイナー。
これまでの物質中心の文明の中では、ハードそのものをデザインすることに着目されてきましたが、IT技術の発達で、それらへのアプローチや情報の取り扱い方のデザインというものも行われるようになってきました。

その中で、山崎さんがとりくむのはコミュニティのデザイン。
人と人とが集まり、ある程度の集団を形成する時に、そこでより美しく効果的なありかた、システムを生み出すためのデザインと捉えられます。
人と人とを繋ぐだけではなく、そこから創造性をひきだすための仕組みづくり。
人間関係の希薄化が叫ばれる現代において、もっとも重要視されるべき要件をになっているとも言えます。

本書では、NHKで放映された「東北発☆未来塾」を軸にして、山崎さんがどのようなプロセスでコミュニティデザインを進めていったのかが解説されています。
私は、その番組を見ていなかったのですが、本書を読んで一気に関心がでました。
たぶん、どの地方でも直面している問題へのアプローチのヒントを見つけられそうな番組のようだからです。

●五感で感じて生きている、この世界で

今後、このようなモノではないコトに携わるデザイナーが増えていくことでしょう。
それは、今のような複雑化した社会において、人と人とのやりとりにもデザインが必要視されはじめているからです。
バーチャルにおいては、フェイスブックなどのSNSサイトでのやりとりが進歩していますが、もっと現実世界に根付いたやりとりの再創造が期待されます。

本書の中で気に入った言葉を紹介させていただきます。
「デザインというのは、最初からできるという根拠があってカタチをつくる仕事ではない。こういうものがあったらいいなというアイデアと、実現するにはここを解決しなければいけないなという課題との間を、行ったり来たりするプロセスを繰り返しながら作り上げていくものです。」

デザイナーがもっとも手を抜いてはいけないプロセスなので、再度肝に銘じます。


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