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『むかしの味 (新潮文庫)』~古き良きお食事~

むかしの味 (新潮文庫)むかしの味 (新潮文庫)
(1988/11)
池波 正太郎

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グルメ、池波正太郎

「〔たいめいけん〕の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」人生の折々に出会った“懐かしい味”を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。(「BOOK」データベースより)



●料理に出会い、感動するということ

私にとって、初池波正太郎作品。
古き良き時代の日本のお食事が丁寧に描かれています。

何かの本で読んだのは、池波正太郎氏はグルメであるということ。
もちろん、時代劇ものの作家として高名なのも知っていますが、私の中ではグルメのイメージのほうが強いかも。

「昭和の食事」というのともちと違う感じ。
グルメだからこそ、なつかしむ昔のちょいと良い料理といったところでしょうか。
写真なども掲載されていますが、現代のものとはちと違う感じ。
カツレツ、ハヤシライスなどの洋食や老舗のお蕎麦屋さん、お寿司屋さんなどなどが取り上げられていますが、写真を見る限りでは正直ぱっとしないものも多いです。
しかし、文章を読むと印象がガラリと変わる。
池波氏がそれにどういう思い入れがあって、それがいかに旨いのか、そこいらに溢れているものとはどう違うのかの思い入れを読んでいると、とたんなんだか特別なものに見えてくる。

素朴なんだけれど、たぶん「原型」なんだろうな。
現代ではありふれたようなものでも、それらの出発地点、初めて食べた人達の感動のようなものがまだまだ強く感じられるような料理たち。

池波氏の文章からは、とにかく食事に対する感動があふれています。
これほど、食事に対して感動できる感性があるというのは、なんだか羨ましくもあり。
むかしの味の紹介のはずですが、それに感じた感動の新鮮さは、色褪せることなく伝わってきます。

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まっとめBLOG速報 - 2012年11月28日 14:44

まとめ【『むかしの味 (新潮文】

むかしの味 (新潮文庫)(1988/11)池波 正太郎商品詳細を見るグルメ、池波正太郎「〔たいめいけん〕の洋食に

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