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『間抜けの構造 (新潮新書)』~たけしさんの培ってきたもの~

間抜けの構造 (新潮新書)間抜けの構造 (新潮新書)
(2012/10/17)
ビートたけし

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去年の年末最後に読んだ本。
日本のお笑いの最高峰に君臨する、ビートたけしさんが語る、”間”のひみつ。

これは年末(31日)に読んでおいて正解な本でした。
読んだあとですと、年末年始と繰り広げられていたお笑い番組が、今までと違う視点から見ることができたからです。
どうしてこのコンビは面白いのだろう、どうして面白くないのだろう。
いままで漠然としていたことがけっこうクリアにわかった感じです。

別にお笑いに限らず、世間のあらゆることがらについてもあてはまることかも。
ビートたけしさんの場合で言えば、お笑いに限らず、司会業や映画などもそれ。
”間”を制するってほんとうに重要。
この間を読み違えると、間抜けになっていろんなものが崩れてしまう。
だからこそ、日常からあるていど意識しとかなきゃいけないものなんだろうけど、なかなか難しい。。。

人と人とのコミュニケーションの間、ビジネスの間、物理的空間の間。。。
世界中どこででも大事なことだけれども、特に日本は間の意識に厳しい国。

よく思うのが、西洋のフラワーアレンジメントと日本の華道の差。
フラワーアレンジメントは、その”もの”に美が集中させて、惹きつける感じ。
かたや、華道はその”もの”と空間とがいかに響きあうかを意識しなければいけません。
華にとらわれるのではなく、空間、つまり”間”を意識しないことには成り立たないもの。

田舎の華道教室なんかが、公民館などで展覧会をしているのをときどき見ますが、どうしても間抜けに見えてしまう。
だって、そこには間との関連性を無視した華しか、ならんでいないから。
これも一つの間抜けの構造になるのでしょう。

お笑いでは間が命。それを外せば、ガタガタに崩れてしまうシビアな世界。
そんな中、長年トップに君臨しつづけるビートたけしさんの”間”を捉えるセンスは一朝一夕では太刀打ちできない鋭さ。
鋭さとともに、お笑いだけでなく様々なジャンル(政治経済、芸術、教育etc)の番組を司会するたけしさんならではの深みと普遍性を感じる一冊です。


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