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『罪と罰〈上〉 (新潮文庫)』~強い思いに絡め取られて~

ドストエフスキー
03 /10 2013
罪と罰〈上〉 (新潮文庫)罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
(1987/06/09)
ドストエフスキー

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『罪と罰』
言わずもがなの、歴史的名作とされる本です。

いつかは読まねばと思っていた作品。
山登り好きの人が、登頂を目標とする名山のように。
難しいということだけは聞いていたので、読みきれるか不安もありましたが、頑張って読破しました。

まず何が難しいか。。。
それはなんといっても文化の壁では。
登場人物たちはロシアの人々。
だから名前がやたら長くて覚えられない。。。
たとえば、ラスコーリニコフ、カテリーナ・イワーノヴナ、レベジャートニコフ氏、ソーニャ・セミョーノヴナ、アマリヤ・フォードロヴナ・・・
こんな調子で、聞いたことのない発音の名前がいっぱい出てくるので、誰が誰だか覚えるのが大変。
しかもラスコーリニコフ=ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ=ロージャなど本名とニックネームが入り混じってさらにそれは複雑に。

そして、文化的背景。
その当時のロシアの生活感がいまいち掴みづらい。
貧富の差がどれぐらいあって、登場人物たちがもっている貨幣がどれぐらいの価値があるのか。
男女の権利の差Sや、風習そのたもろもろも、見たことがないようなものが突然でてくるので、ちょっと戸惑い。
「なんで、いきなり膝まづいて足にキスをするんだ???」っとこんな調子です。
これらをクリアしつつ読み進めるのはなかなか大変でした。

内容は、重いです。
それもずシーンと。
主人公ラスコーリニコフが犯した罪。
彼、そのことで罪の意識におびえることに、ショックを受けることになります。

ラスコーリニコフはその当時の大学生(元)。いわばインテリです。
そんな彼が、自らの中で作り上げた理想像の元に、行動をおこし、そして現実の自分とのギャップに神経を病んでいく。
ラスコーリニコフの内面描写はひどく歪み、また波も激しい。
躁鬱気質を持った彼の葛藤とそれをとりまく不幸な人々。
貧しさやとか人間のいやったらしさの中で生きる市中の人々がラスコーリニコフと絡むことで、彼はますますなにが正しいのがわからなくなっていきます。

続きは(下)で…


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『ノルウェイの森(上)』~物悲しい青春~

コメント

非公開コメント

読んだことはありますが・・・

自分も、20年近く前に読みました。

全然、覚えていません。
主人公の罪とお札をつつんでいた「油紙って何?」という記憶と、
どうしてお金を○○○○○(ひらがな5文字)に入れるんだ??
という疑問しか残っていません。(笑)


なので、下巻は読んでいません。^^;)

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図書館男子

図書館好きの管理人が、様々なジャンルの本を紹介しています。特にお気に入りなのは、江戸、落語、アート、デザイン系の本。相互リンク随時募集中!

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