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『表現アートセラピー入門―絵画・粘土・音楽・ドラマ・ダンスなどを通して』~誰もがアートで自分を発見できる~

アート
03 /22 2013
表現アートセラピー入門―絵画・粘土・音楽・ドラマ・ダンスなどを通して表現アートセラピー入門―絵画・粘土・音楽・ドラマ・ダンスなどを通して
(2005/09)
小野 京子

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私は、地域でアート集団に所属しており、時折作品展やワークショップを開催します。
作品展といっても、私が所属するグループはインスタレーションというジャンルのアート。
空間を使った、その場限りのアートが多いので、モノは残らないけれど参加した人の体験が重視されるタイプ。
ワークショップは主に子供を対象としたものを行っており、子供の自由な創造性をひきだして形にすることをおこなっています。

そういう活動も行っているので、この本も何かの役にたつかなと思って借りてみました。
アートセラピーという言葉は聞いたことがありましたが、表現アートセラピーというのは初めて。
アートの持つ力、特に制作や表現する立場からのエッセンスと心理学が合わさったような感じでした。

たしかに、なにか制作している時、ある瞬間に自分が開かれていく感覚をもつことがあります。
熱中や集中、それを突き詰めて形になっていく過程で、なにか今まで見えなかった自分の内側が見えていく感じ。
表現することに自体に集中すればするほど余計な考えが消えて、それらの感覚が強くなるように思います。

ただ、作品の善し悪しなんかを意識しだすとダメ。
感覚から考えに移行してしまい、自らの価値観とかそういうものとは別の次元の比率が大きくなる感じ。
そうやってできた作品なんかは、どうもピンとこないものが多い気がします。

本書で紹介されていた、様々なアートセラピーに共通するものとして「評価をしないこと」。
他者の評価も無いし、自分自身の評価も出さない。
そこではうまいとか下手とかというものは重要ではなく、いかに無邪気に制作の楽しさを味わえるかということ。
そしてその中から湧き出てきたものからはじめて、自分を再発見するプロセスがとられます。

このプログラムは、精神的な悩みを抱える人から、制作に行き詰まりを感じるプロのアーティスト、その他様々な人々を対象としたもので、どんな人でもかならず得られるものがあるようでした。
アートセラピーというものを体験したことがありませんが、様々なことに役立てられるよう。自分を発見するということは人生において有益なことでしょうし。
こういう自由に表現するプログラムを私も体験してみたいものです。

どうも日本の美術教育では、「上手い」「下手」といういわゆるデッサン力を基準に判断する風潮が強いです。
小学生の図工の時間から始まって、そこで下手とレッテル付けられた子はその後もそういう表現することに距離を置いてしまいます。
保育園児などを見ると、みなお絵かきの時間は描く行為を全身で楽しんでいますが、小学生などになると、そこにうまくしようという色気が生じてしまい、一気にかたくなってしまう。
そういう経過を経て、表現する行為を嫌いになったまま大人になった人にも、こういうアートセラピーを体験することで、表現することの楽しさを実感して欲しいです。

本書を参考にして、こういった表現すること自体の楽しさを、所属するアートグループの活動に活かしていきたいです。
そうした活動をきっかけに、アートや表現することが好きになる子どもや大人が増えることを目標に、頑張って続けていきます。



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