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『いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)』~宮崎駿の認めた童話~

アート
05 /10 2013
いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)
(1962/12/25)
中川 李枝子

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何かの本でジブリの宮崎駿監督が褒めていたのを見て、気になっていました。
「ここには、子どもの目線がある」とか書いていたような。

最初は普通の幼稚園のようなところから話ははじまります。
すこしきかん坊のしげるちゃんが主人公。先生に怒られて反省して。。。
次の章にはいると、すこし空想的な世界とリンクが始まり・・・
いつのまにやらファンタジックな世界が広がっていました。
(著者の中川李枝子さんは以前紹介した『ももいろのきりん』の作者でもあります。)

たしかに、子供の目線って、現実とファンタジーの境界線がとても曖昧なもの。
私も少しだけ覚えていますが、そんな世界を見ていたような気がします。

お化けとかが本当にいると信じていたり、あそこの家にはゾンビ(保育園のころゾンビブームがありました(笑))がいるとかなんとか。
かめはめ波も出せると信じていたし、中国にいけばキョウシーが普通にいて、アメリカではゴーストバスターズが活躍している。
そんな現実とファンタジーの間を行ったり来たりしながら、空想の世界にもリアリティーを確信している時代。

数年前、近所の小さなビルが解体されていました。
外側からはよく見えないけれど、中からはガタンゴトンと轟音。
友達の子ども(当時1年生の女の子)に「あれはなんの音?」と聞かれたので、「あの中には恐竜がいるんだよ」と言うと、びっくりした顔。
後日友達に聞いたところ、その話を本気にしていたとのこと。
うーん、小さい子の想像力恐るべし(悪いことしたなぁ。)

『いやいやえん』を読んでいて、そんな世界のことを少しづつ少しづつ思い出しました。
そして、今保育園児や幼稚園児の子がこの童話を読んだら、どんな思いを抱くだろうなってことも。
この童話の世界はあたりまえのように存在するものとして楽しめるんだろうなって思いました。
いろんなことがわかってくるにしたがって失ってしまうもの。
この絵本にはそんなピュアな感覚がつめこまれているようです。


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図書館男子

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