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『この世は落語』~たいていのことは落語の中にある~

落語
05 /14 2013
この世は落語この世は落語
(2013/03/18)
中野 翠

商品詳細を見る



『この世は落語』いいタイトルだ!
私も常々、落語の中には世の中のできごとのたいていのことが詰め込まれていると思っています。
笑い、人情、怒り、ズルがしっこさ、欲、色恋、情愛、エトセトラ。。。
それらと様々なシチュエーションがからみあって彩られる落語。
どんな噺でも、よくよく考えてみると身の回りに当てはまりそうなものばかり。
そんな視点もありつつ、落語を紹介した本です。

著者の中野翠さんはずっと前から寝る前に落語を聞いているのだそう。(『今夜も落語で眠りたい』なんて本まで出しています。)
じつは私も五年ほど前からそんな生活。
寝る前に落語を聞くと、のんびりした気分で入眠しやすい。
名人たちの噺を聞きながら、眠りにつくのはとても贅沢な気分になります。
(寝落ちして、全部聞けないこともあるけれど、オッケー。)

さて、落語。
古典と言われる演目は、江戸から明治とかの話になってきます。
当然文化や価値観も違ってくるし、でてくる道具なんかも現在では使われていないようなものばかり。
遊女の噺も多いけれど、もちろん現代は遊郭なんかなし。
色々とわかりづらい部分が多いのも確かです。

でも聞いていると共感するし、笑える。
人間の根っこの部分。大切な部分。
それってなかなか変わるもんじゃないんだって思います。
世の中どれだけコロコロ変わろうとも、なかなか変わらないものだってある。それが良いんじゃない。

私自身、わりとのんびりや。
正直世間がもうちょっとスローペースのほうが良いなって思っています。
もうちょっと、じっくり”味わい”のある日々を意識しませんか、と。

落語の中には、私の理想の世界が詰まってます。
あんまり働きすぎるのも、良くなし。一生懸命の中にもどこかスコンと余裕がある。
「世の中すいすい、お茶漬けさくさく(刀屋という噺より)」の心持ち。
毒もあるけれど、死ぬほどのものじゃぁない、毒。むしろちょうど良い刺激なぐらい。
行き過ぎ感のある現代には、むしろ落語の世界はいい塩梅の滑り止めになるんじゃないでしょうかね。
そんなことを、ふと思いました。


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図書館男子

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