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『脳に悪い7つの習慣(幻冬舎新書 ) 』~愚痴は言わない方がいいみたい~

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
(2009/09/30)
林 成之

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口癖とか行動って、習慣化されるものです。
しょっちゅう怒っている人、悪口を言ってる人、愚痴を言っている人などなど。周囲を見渡すと、もはやこのような行動が習慣化された人ってのが多いのではないでしょうか。
しかしそれらの行動が、脳に悪い影響を及ぼすとしたならば。。。

著者の林さんは、脳神経外科の医師であり北京オリンピックでの水泳チームへのアドバイスなども行った人。
脳にたずさわる現場の中で、仕組みの面からわかってきたことを詳しく述べられています。

けっこう科学的。
脳のこういう部位がこういう役割をするので、これらの習慣はやめたほうがいいとか。
精神論だけでなく、物質的科学的アプローチがあるからけっこう信頼できそうな内容です。
脳の働きからみていくことで、習慣の善し悪しが見えてくるっていうのもなかなか面白いもの。

私の中で、特に気になったのは「疲れた」とか「嫌だ」とかと愚痴をいうのは脳によくないというもの。
どうも、脳の中でのレッテル張り云々によって、全体的にパフォーマンス低下がおこるとか。
脳的になるべく愚痴は言わない方がいいみたいです。脳は正直者だから。
最近、仕事終わりとかに「疲れた」が口癖になっていたので、今後気をつけなければと思わされました。

意外なのは、「言われたことをコツコツやる」、「常に効率を考えている」なんていうのも、脳に悪い習慣だということ。
効率を考えながら行動することなどは、おそらく多くの人が良いものとして実践していることだと思うので意外です。
(この部分は図で説明されていましたが、なかなか難しい内容でした。。。どうも脳内における発想に関わる部分において、良くないんだとか。。。)

この本を読んで改めて自分の日常を思い返すと、脳のパフォーマンスを下げるような行為を結構していたのだと気づかされました。(特に「疲れた」などの愚痴はほんとうに控えよう。。。)
全部が全部すぐに変えれるもんじゃありませんが、できることからやっていくことで、長い目で見たときの脳のパフォーマンスに変化がでてくるはずです。


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『挑戦する脳 (集英社新書)』~本来、すごいものを持っている~

『挑戦する脳 (集英社新書)』~本来、すごいものを持っている~

挑戦する脳 (集英社新書)挑戦する脳 (集英社新書)
(2012/07/13)
茂木 健一郎

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茂木健一郎さんの新書。
脳科学者が、人間本来持つすごい能力についてかたります。

挑戦してないなぁと思ったからこそ買った本。
直接的に役にたつといった類の本ではありませんでしたが、人間の持つ可能性というものを感じさせてくれる内容です。

そもそも、赤ちゃんが成長していくのも挑戦の一つ。
動けるようになって、知覚し始めて。周りにあるものが良いものか悪いものかもわからない。
だから手に取り、口に入れて判断する。これってものすごい挑戦的な行為ととらえられます。
だって、一歩間違えば命の危険性だってあるのだから。
それでも、本来持っているものとして、あかちゃんは未知なるものに挑戦していきます。
これって、忘れがちだけれども、生命力あふれるすごいことだと思います。

こういったことをはじめとして、様々な脳の可能性について語られています。
挑戦を特別なことではなく、あくまで備わっているものとして捉える。
冒険家などの一部の人の特権的なものでない、普遍的なもの。
なのに、守りに入りすぎることで、本来もつものをセーブしてしまう我々現代人。

んー、、、頭で考えすぎなんですかね。
Dont think Do feelみたいにいけばもっと開けることがあるのかも。
わかっちゃいるんだけれど←これがよくないのかも。
わからなくていい、とにかく挑戦することが大事なのかもしれません。

本書には「未知の領域に挑戦してきたからこそ、人類は文明を築き上げてきた。(中略)挑戦することをやめてしまったら、人間は人間以外の何ものかになってしまうことだろう。」とあります。
挑戦を特別なものとしてでなく、人間の本分として捉える。
なおかつ、それにはすごい可能性があるのだということを意識することで、また開けてくるものもあるはずです。

「巳年は脱皮の年だ!」なんて言います。
古いものから新しいものへ。挑戦するのにちょうどいい年ととらえて頑張ってみましょう!


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『間抜けの構造 (新潮新書)』~たけしさんの培ってきたもの~

間抜けの構造 (新潮新書)間抜けの構造 (新潮新書)
(2012/10/17)
ビートたけし

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去年の年末最後に読んだ本。
日本のお笑いの最高峰に君臨する、ビートたけしさんが語る、”間”のひみつ。

これは年末(31日)に読んでおいて正解な本でした。
読んだあとですと、年末年始と繰り広げられていたお笑い番組が、今までと違う視点から見ることができたからです。
どうしてこのコンビは面白いのだろう、どうして面白くないのだろう。
いままで漠然としていたことがけっこうクリアにわかった感じです。

別にお笑いに限らず、世間のあらゆることがらについてもあてはまることかも。
ビートたけしさんの場合で言えば、お笑いに限らず、司会業や映画などもそれ。
”間”を制するってほんとうに重要。
この間を読み違えると、間抜けになっていろんなものが崩れてしまう。
だからこそ、日常からあるていど意識しとかなきゃいけないものなんだろうけど、なかなか難しい。。。

人と人とのコミュニケーションの間、ビジネスの間、物理的空間の間。。。
世界中どこででも大事なことだけれども、特に日本は間の意識に厳しい国。

よく思うのが、西洋のフラワーアレンジメントと日本の華道の差。
フラワーアレンジメントは、その”もの”に美が集中させて、惹きつける感じ。
かたや、華道はその”もの”と空間とがいかに響きあうかを意識しなければいけません。
華にとらわれるのではなく、空間、つまり”間”を意識しないことには成り立たないもの。

田舎の華道教室なんかが、公民館などで展覧会をしているのをときどき見ますが、どうしても間抜けに見えてしまう。
だって、そこには間との関連性を無視した華しか、ならんでいないから。
これも一つの間抜けの構造になるのでしょう。

お笑いでは間が命。それを外せば、ガタガタに崩れてしまうシビアな世界。
そんな中、長年トップに君臨しつづけるビートたけしさんの”間”を捉えるセンスは一朝一夕では太刀打ちできない鋭さ。
鋭さとともに、お笑いだけでなく様々なジャンル(政治経済、芸術、教育etc)の番組を司会するたけしさんならではの深みと普遍性を感じる一冊です。


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『日本の聖地ベスト100 』~尊い土地または場~

日本の聖地ベスト100 (集英社新書)日本の聖地ベスト100 (集英社新書)
(2012/04/17)
植島 啓司

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聖地を巡る時、必要なもの、こと


●雨だろうが風だろうが関係ない

先日、著書の植島啓司先生の講演を聞く機会があり、その時に購入した本です。
日本には聖地と呼ばれる場所が沢山あるが、それはどういうことなのか。
そんなことも交えつつ、あまり硬すぎることのない日本各地の聖地探訪記。

本書では植島先生が、日本各地の聖地を訪ね歩きながらの構成になっています。
ところが、けっこう取材日に悪天候に当たることが多いようで。。。
道が悪かったり、景色が良くなかったりとフィールドワークとしてはあまり良い条件に恵まれなかったよう。

しかし、植島先生はそんな小さなことは気にしていません。
そんなことより、もっと大きな視点での聖地巡りの本質みたいなところをついています。
以下引用
「起こっている現実は誰にとってもそんなに変わりはない。しかし、旅をするということはそれをひっくり返す力を所有するということだ。そう、それ以外に旅をする理由などあるだろうか。天気がよくて山々がくっきり見えたからといって何がプラスなのだろう。大雨が降って山全体が靄に包まれてしまったからといって何を嘆く必要オガあるだろう。旅をするとはそんなことはどうでもいいことだと知ることなのである。」

この部分、この力強い一文。
観光などとは明らかに一線を画した、心持ちのようなもの。
聖地を巡る際にはこのような態度で望みたい。


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『農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ―家族・食・暮らし (生活人新書)』~論理先行型の感あり~

農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ―家族・食・暮らし (生活人新書)農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ―家族・食・暮らし (生活人新書)
(2007/02)
徳野 貞雄

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なかなか手ごわい、日本の問題

かつて百姓のせがれだった都会人は、ムラに残した老親を気遣いながらも帰れず、全国各地から「新鮮で安全な農産物」を求め、「グリーンツーリズム」で週末を過ごし、「定年帰農」に憧れる。果たして、それだけでいいのか?都会に頼る農村、農村に憧れる都会という歪んだ構造を農村社会学の視点で捉え直し、日本人の「家族」「食」「故郷」の幸せの行方を占う。(「BOOK」データベースより)


●実感に乏しい文章

大きく分けて4章構成になっています。
1章:「農」の国日本
2章:化け物になった消費者
3章:変貌する農村、都会での生き残り戦略
4章:「農」の魅力溢れる人々の世界

この1~3章まで、ほとんど有益だと感じることがありませんでした。
著者の見解がかなり偏っており、どうも実像が見えてこない。

日本人の根本的な考え方に対しての批判などもありますが、それがかなり他人事のようで・・・
農を理解する人を「日本人」、農を理解しない日本人を「ジャパニーズ」と定義したり。
農を軽視する人などへの「彼らは」という表現に、自分だけは違うといったような優越感というか上から目線というか。
読んでいて、少しずつ嫌な感じがこみあがってくる文章でした。
(根本的に、この著者の文章が読み辛い)

私も田舎暮らしをしている人間で、まわりに農家の人も沢山います。
田舎の就農や後継者不足、その他様々な問題についても言及がありますが、田舎の人間にとってはそれらは常日頃から肌身に感じていること。言われなくても問題として常に持っている。
それらの解決策を期待して本を買ったのに、ほとんどそれらについては手つかずのまま放り投げ。

おそらく、都会暮らしの人のみを対象に書かれた本なのかも。
もちろん、多くの人に知ってもらいたい田舎の実情などにもふれられていますし。
本のテーマはとても良いのに、どこか踏み込みの足りない内容にかなり不満足です。

●唯一良かった4章

ただ、4章だけは良かったです。
日本各地の様々な農に関わる人々の、新しい取り組み。
どのような発想のもと、どのような取り組みで成果を出しているのかなど。

例えば、都会から田んぼを借りて農作業をしにきた人の話。
その人は、実際の体験、労働を経て、現代日本の農に払われる対価の安さに気づいたそうです。
一度それに気づいた人は、農作物に払う対価の価値観もがらりと変わることでしょう。
こういう気付きがあるという事例は、今後の指針になりうる可能性を秘めています。


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